住宅建築0901
敬愛する建築家・泉幸甫さんの而邸(自邸)が掲載されている。
以下、泉幸甫さんの文中より抜粋。
建築の形式、秩序、幾何学を考えることが大流行りだ。
建築家の端くれとして、このようなことに無関心ではないし、
その重要さ、面白さもわかっているつもりだ。
それどころか大学ではその重要さについて教えたりしている。
人生経験の少ない学生には、そのような透明なことしか教えにくいこともある。
しかし建築はそれだけではない。
墨色の薄暗さの美しさ、よく削った桧の艶っぽさ、楮の和紙を透過する光の柔らかさ、
日々の生活など、抽象的思考からは到底想像できない世界が広がっている。
それは具体的な世界だ。
しかもそのような世界は住宅の生活者の前に立派に現存しているものだ。
そのようなことを追求する姿勢が建築界からかなり失われていることが気になる。
以上、文中より抜粋。
感性が大切だということです。
設計者として一番磨いていかなければいけないことですね。。。