ひろあそ日記 ぷらいべいと

静岡県浜松市の建築設計事務所「ヒロノアソシエイツ」所長のブログ。 建築家の日常を仕事や趣味をまじえながら綴ります。

錆(さび)の美学

「鉄は呼吸し、時間とともに育つ。

育ちながら錆び、錆びながら育つ。

いわば鉄には、錆のドラマがある。

鉄は錆びるからこそ美しい。

その魅力は、肌合いと味の美にある。」

~古美術「緑青」No.2(マリア書房)より抜粋


ずっと以前から錆びた鉄に興味を惹かれます。

赤味がかった鉄色が好きです。

文献によると、錆の中でもより透明度の高いものを「紫錆(むらさきさび)」といって、

一段と尊重するそうです。


下の写真は事務所の入口に掛けてある一輪挿しが付いた照明器具。

廃船の甲板の木と錆びた鉄から出来ています。

「朽ちていく美しさ」があります。

かなり以前にギャラリーのオーナーから頂いたものです。

作家名は忘れてしまいました。。。

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フロスのスプーンライト

昨日、「リビングサーラ浜松店」にペーパーコードを張り替えるために、
Yチェアを持って行きました。

サーラは耐震工事のため、昨年の11月からずっとセールをやっていて、
フロスのスプーンライトが、現品限りで定価の半額になっていました。

spun light t1_50

色はホワイトで、シンプルで美しい照明器具です。

灯りを点けてもらって、しばらく眺めていました。
欲しくなりましたが、半額といっても7万円弱。

さすがに諦めて帰ってきました。

この照明器具はヤマギワのオンライン・ストアでも購入できます。

ヤマギワのオンライン・ストア

ルイス・ポールセンの照明器具

名古屋の渡辺自動車へ行った帰りに、ヤマギワの名古屋ショールームに寄ってきました。
「H2ハウス」のダイニングのペンダントを確認するためです。

最新のヤマギワのカタログに「ルイス・ポールセン」の商品が
無くなっていたので確認したら、別紙とのこと。

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目的の照明器具はあったので、じっくりと見てきました。
シェードはハンドメイドの乳白ガラスで、内面はマット仕上になっている小ぶりのペンダントです。

「ルイス・ポールセン」専用のショールームは、六本木のアクシスビル3Fにあることもわかりました。

louis poulsenのサイト

トーヨーキッチン・ライティング

トーヨーキッチンから、照明器具のパンフレットが届きました。

下の写真は「ジブラルタル/Gibraltar」というモロッコで一つ一つハンドメイドで、
制作されているライトシェード。
シルバーでメッキ加工された鈍く輝く真鍮製のシェードです。

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その他にも世界中の味のある照明器具が、多数掲載されています。

個人的には工業製品よりも、ハンドメイドが好きです。

トーヨーキッチン

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クランカー/KLUNKER

トーヨーキッチンで販売しているモダンなシャンデリア。

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シャンデリアというと「ええっ」と思われる方も多いと思いますが、
使い方次第では、面白い空間が出来上がります。

これは鏡面仕上げのステンレスパイプとクリスタルガラスから出来ています。

ワイヤー付のクリスタルガラスは、現場でステンレスパイプに引っ掛けて使います。

私はこの照明器具が好きで、「和合町・S邸」と「袋井市・黒の家」で採用しました。

キッチンもトーヨーキッチンで統一するとグッドです。

同じトーヨーキッチンのクラシコ/CLASSICOというシャンデリアも、味があって好きです。

トーヨーキッチンのホームページ

下の写真は「袋井市・黒の家」のキッチン

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ヤコブセンのペンダントランプP2420

北欧のデザイナー ハンス・アウネ・ヤコブセン のペンダントライトです。
パイン(マツ)材を薄くスライスしたセードから、
ほのかな光が漏れてきて優しい表情を見せます。
同じ素材でブラケットやスタンドランプもあります。

ヤマギワのホームページ

昨年改装しました笠井上町・A邸のダイニングに使いました。
写真の梁は既存の梁を露出して見せています。
壁は珪藻土塗り。

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「笠井上町・A邸」ダイニングテーブル上部

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